祖父が亡くなった時、後から実子ではなく孫の私が相続人に指定されていたことがわかった

数年前の出来事です。
私の家庭では祖父が亡くなり、その相続権がどうなるかということで揉めていた時期がありました。
私は好きな祖父が亡くなって相続など考えていなかったし、ちょっと形見のものがあればそれでいいかなくらいに思っていました。
相続の順序的には第一に祖母、次に私の母か叔母でしたが、私の母は祖父が亡くなる数年前に他界していました。
だから価値のある遺産は配偶者の祖母と叔母に分配という形で渡すことになったのです。
叔母は夫を若くして亡くしていましたので、母子家庭でお金には困っていました。
それで普段から結構ギスギスしたところがあったので、その遺産を使って少しでも精神的に潤えばいいなと私は思っていました。
遺産を手にした叔母は心なしか嬉しそうで、今までよりもちょっと羽振りがよくなったり、身に付けるもののランクも数段階上がったように見えました。
それでも元が超安価なものだったので、ランクは歳相応の人並みレベルに上がった程度でしたが。
ところがそんな生活をしていた時、ポロッと遺言状が見つかったのです。
それは、私が祖父母の家の物置を掃除している時に小箪笥の中から見つけたものです。
残された祖母ももう年ですから、祖父が亡くなってすぐに物置の掃除なんてしようとも思えなかったのでしょう。
だからこうして発見が遅れたのでした。
その場に叔母は居なかったので私と祖母の二人で読んでみると、相続権は祖母と孫である私が設定されていました。
しかし、私が受け取るべきだった価値のある株だの貴金属だのは叔母に譲渡しています。
もしかしてこれは大変なことになったのではないかと、私達は叔母に連絡をしました。
しかし案の定、叔母は今更そんなことを言っても対応に困ると言って、なかなか聞く耳を持ちませんでした。
叔母が散々渋るので弁護士にも相談しようかと思いましたが、額としてはそれほど高額でもなかったし、あくまでも話し合いでの解決にこだわりました。
この時叔母はもらった遺産の4分の1は既に使っていた状態でした。
ですから交渉の結果私が4分の2を貰うということになり、とりあえずはこの場は収まりました。
最初は後々また揉めそうとも思いましたが、祖母が何かと私と叔母にしてくれたりしていたので以後の関係はそれほど悪くなっていません。